IBD Research 2016年3月号 (Vol.10 No.1) ISBN: 978-4‐86550-162-9 ■編集主幹 日比 紀文:北里大学北里研究所病院炎症性腸疾患先進治療センターセンター長 ■編集幹事 鈴木 康夫:東邦大学医療センター佐倉病院内科学講座主任教授 松井 敏幸:福岡大学筑紫病院消化器内科教授 渡辺 守:東京医科歯科大学消化器内科教授 関連カテゴリ バックナンバー > IBD Research A4判/72頁 2016年3月発行 定価 2,200円(本体 2,000 円 + 税) 数量: カートに入れる ■特集:腸内細菌からIBDの病態を探る! 近年腸内細菌研究が飛躍的に進歩し、さまざまな病態との関連が示唆されているが、IBDほど基礎・臨床研究を通して腸内細菌との関連が明らかにされている疾患はない。本特集では各方面の第一線の専門家からIBDの病態と腸内細菌の関連について、また最近注目されている糞便微生物移植法や腸内細菌研究の将来像も含め解説いただいた。 ■特集 腸内細菌からIBDの病態を探る! 序 安藤 朗 IBDの病態を理解するための腸管粘膜バリア機構の基礎知識 溝口 充志ほか IBDの病態形成にかかわる腸内フローラと腸管免疫機構の相互作用 藤本 康介ほか ゲノム解析から明らかになったIBD発症への腸内フローラの関与 角田 洋一ほか IBDにおけるdysbiosisとは?―蓄積されてきた情報を総括する― 西田 淳史ほか 腸内フローラを標的とした治療法の理論と実際 ―抗生剤から糞便移植まで― 長田 太郎ほか 腸内フローライノベーションの現況と未来 南木 康作ほか ■連載 トピックスワールドコングレスレポート IBDのセッションを中心に No.27 Advances in INFLAMMATORY BOWEL DISEASES 2015 Crohn’s & Colitis Foundation’s Clinical & Research Conference 2015年12月10~12日,フロリダ(米国) 好川 謙一 ■診断講座 症例から学ぶ IBD 鑑別診断のコツ 第29回 IBDと腸管スピロヘータ症 梅田 智子ほか ■講座 IBD 治療のピットフォール 第9回 IBD患者の深部静脈血栓症/肺塞栓症のリスクと診断 藤井 俊光ほか ■おなかのコラム 消化管各部位の名称の起こりとその変遷 佐藤 裕 ■IBD注目のKey論文 臨床的寛解時にインフリキシマブ治療を中止したクローン病患者の長期転帰 Papamichael K et al: Clin Gastroenterol Hepatol 13: 1103 1110, 2015 上野 文昭 腸切除後のクローン病の管理:無作為化比較試験 De Cruz P et al: Lancet 385(9976): 1406 1417, 2014 青柳 邦彦 IBD患者のトラフ濃度にもとづくインフリキシマブ用量調節 Vande Casteele N et al: Gastroenterology 148: 1320 1329, 2015 大塚 和朗 潰瘍性大腸炎の粘膜治癒評価:便中カルプロテクチンと便免疫化学的 ヘモグロビン検出法の比較 Takashima S et al: Am J Gastroenterol 110: 873 880, 2015 岩切 龍一 ■症例報告 IBD患者に合併した静脈血栓塞栓症6症例の検討