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私のアラビアンナイト-不思議の国の文化と医療事情-

私のアラビアンナイト-不思議の国の文化と医療事情-

ISBN: 4-88407-205-7

■著者
浅香 正博:北海道大学大学院医学研究科消化器内科学教授

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  • 新書判/132頁
  • 2005年7月発行
  • 定価 1,512円(本体 1,400 円 + 税)

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日本と大きく異なる社会情勢下交わされた、内視鏡を介した交流を綴る!
現在でも外国人の入国規制が非常に厳しいサウジアラビアに、ひょんなことから内視鏡技術の指導に行くことになった日本人医師が遭遇する、アラビアの国の不思議な文化と医療事情。

1.不思議の国へ
 恩師の依頼に断りきれず、ついに来てしまったサウジアラビア(ジェッタ市)の地。アラビア人の医師に内視鏡の指導をするといっても、前任者の申し送り事項はなんだか物騒な話ばかり・・・これから一体どうなるのか・・・

2.仕事開始
 トーブとよばれる白いワンピースの服(白衣ではない)を着たアラビア人医師たちの待つ職場へ。優秀なナースに恵まれるも、「内視鏡」=「吐き出すもの」と決め付けている患者との格闘からはじまる診療にまず面食らう。

3.アラビア人の胃と腸
 さて、サウジアラビアでは「胃潰瘍」と「十二指腸潰瘍」どちらが多いか。日本人とまったく異なる胃の酸分泌動態を有するこの国の人たちは、大腸ファイバースコープをおこなうと腸の形態も大きく異なっていた・・・

4.アラビアンライフ
 宗教的規律で厳しく生活が規定されているため、スーパーマーケットで買い物をするのにもコツがいる。何より残念なのはアルコール飲料が厳禁のこと・・・

5.ドクター・アブダラー
 日本に研修に行くというアラビア人医師に徹底的に内視鏡技術を教え込んだ。飲み込みの早い彼はどんどん上達し、期待に応えてくれたが、「ほめる」のは彼のためにならないと思い・・・

6.アラビア人の家庭-ドクター・アブダラー(その2)-
 ある日タイフ市にある彼の家庭に招待された。夫人、子供たちの温かいもてなしを受け、ドクター・アブダラーとますます親密になることができた。しかし、私の研修を一通りマスターした彼は、日本に旅立っていってしまった。

7.ジェッダの日本人
 ジェッダ市に長く滞在している住む日本人の方々に会う機会があった。くわしい事情を聞けば聞くほど異国人には住むに厳しい国だと悟る。一方、私も診療現場で活躍をした・・・といっても、一番活躍したのは、日本から持参した抗生剤かもしれない。

8.さらば、不思議の国よ!
 サウジアラビアではめずらしい早期胃癌例を経験した。しかも6ヵ国の医療者たちによるチームワーク診療に加わることができたのはきわめて貴重な体験である。・・・ところでこの国の金製品は値段が日によって違うので、帰国までに、何とか安く買おうと機会をねらう私だった・・・

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