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ミルタザピンのすべて

ミルタザピンのすべて

ISBN: 978-4-88407-783-9

■編集
小山 司:北海道大学大学院医学研究科神経機能学講座精神医学分野教授
樋口 輝彦:独立行政法人国立精神・神経医療研究センター理事長・総長

  • B5判/204頁
  • 2012年8月発行
  • 定価 5,400円(本体 5,000 円 + 税)

数量:

治療薬を日常臨床にいかに応用すべきか、 あらゆる角度からその可能性を探り、NaSAAミルタザピンの臨床薬理からEBM、さらには治療戦略まで網羅した薬剤の使い方の実践書
ノリアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)は、SSRI、SNRIと一味異なる抗うつ薬として2009年に登場した。すなわち既存の抗うつ薬と薬理学的特徴、作用機序が異なることから他の抗うつ薬にない特徴を有し、多くの臨床家の強い関心が寄せられている。本書はNaSSAのミルタザピン市販後に蓄積された膨大な知見を整然と示し 本薬剤の適正かつ有効な使用に貢献する。うつ病治療に携わる医療者必携の一冊。

Part 1 わが国におけるうつ病の現状と抗うつ薬の役割
 1.抗うつ薬のうつ病治療で果たす役割―わが国におけるうつ病薬物治療の課題―
 2.ひとはなぜ“うつ病”を罹患するのか―脳のメカニズムから考える―
 3.ミルタザピン開発の経緯

Part 2 うつ病の病態生理とミルタザピンの臨床薬理
 1.うつ病における5—HT受容体機能とアドレナリンα1受容体の役割
 2.ミルタザピンの薬理学的プロファイルと作用機序
 3.ミルタザピンの薬物動態と代謝からみた効果発現―SSRI,SNRIとの相違―

Part 3 ミルタザピンによるうつ病の治療ストラテジー
 1.抗うつ薬の分類から考えるミルタザピンの位置づけ
 2.うつ病治療におけるミルタザピンの選択基準―EBMの観点から―
 3.うつ病におけるミルタザピンの臨床評価と治療の実際
 4.難治性うつ病とミルタザピン
 5.身体的な不定愁訴(不眠など)を有するうつ病へのミルタザピンの効果

Part 4 ミルタザピンによる不安障害へのアプローチ
 1.不安障害(SAD,OCD,GAD)におけるミルタザピンの臨床応用
 2.外傷後ストレス障害とミルタザピン
 3.パニック障害とミルタザピン

Part 5 ミルタザピンによる個別的治療の実際
 1.希死念慮・自殺企図がうかがえるうつ病患者へのミルタザピン処方
 2.児童・思春期のうつ病治療とミルタザピンの適応
 3.高齢者・身体合併症を有するうつ病患者に対するミルタザピンの使い方
 4.就労者に対するミルタザピンの使い方
 5.プライマリ・ケアにおけるミルタザピンの使い方
 6.他剤からミルタザピンへの切り替えのポイントと注意点
 7.ミルタザピン長期投与の注意点と臨床効果
 8.寛解導入,維持に向けたミルタザピンの使い方

Part 6 ミルタザピンの安全性からみた臨床応用
 1.ミルタザピンの安全性と副作用およびその対策
 2.ミルタザピンの薬物相互作用
 3.抗うつ薬の服薬アドヒアランスとミルタザピンの役割

Part 7 うつ病治療の今後とミルタザピンの役割
 1.ミルタザピンの認知機能に対する効果
 2.ミルタザピンのバイオマーカーに対する影響
 3.ミルタザピンによる増強・併用療法
 4.うつ病治療の今後とミルタザピンの役割

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