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エスシタロプラムのすべて

エスシタロプラムのすべて

ISBN: 978-4-86550-139-1

■監修
小山 司 (北海道大学名誉教授/大谷地病院臨床研究センター長)
■編集
樋口 輝彦 (国立精神・神経医療研究センター総長)
平安 良雄 (横浜市立大学大学院医学研究科精神医学部門・主任教授)

  • B5判/228頁
  • 2016年2月発行
  • 定価 4,950円(本体 4,500 円 + 税)

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エスシタロプラムの基礎薬理から臨床薬理、臨床における有用性まで網羅した うつ病治療関係者必読の一冊
エスシタロプラムはSSRIとしての薬理学的特徴を有しているのは勿論であるが、他のSSRIとくらべ高いセロトニン選択性をもつとされ、第一選択薬の一剤に位置づけられている。本書はエスシタロプラムがわが国で市販後5年の節目に、基礎薬理から臨床薬理まで、有効性、安全性についての治験データから臨床における有用性まで、うつ病治療における治療戦略のなかでの本剤の位置づけなどについて、改めてレビューするとともに本剤の治療現場での治療の実際やうつ病以外の病態への応用などについて多くの示唆を得ることを目的に発行した。エスシタロプラムに関する知識のすべてを理解していただけるだけでなく、うつ病に関する最近の臨床研究の成果、ガイドライン、治療のストラテジーなどを体系的に理解することにも役立てていただきたい、 うつ病治療に携わる医療関係者必携の一冊。

PART 1 うつ病と不安症の捉え方と治療への展望
 1.不安から抑うつへ,その病態からみた治療のあり方 
 2.DSM―5などのクライテリアからみた不安症とうつ病 
 3.うつ病診断に用いる評価尺度の実際と治療評価への応用
 4.バイオマーカーによるうつ病診療の可能性 
 5.画像から読み取る不安症とうつ病の病態

PART 2 うつ病と不安の病態生理とエスシタロプラムの臨床薬理をみる
 1.うつ病と不安症におけるシグナル伝達と5―HT受容体機能と選択性
 2.エスシタロプラムの薬理学的プロフィールと作用機序
 3.エスシタロプラムの薬物動態と臨床効果 

PART 3 うつ病における治療ストラテジーを考える
エスシタロプラムを中心に
 1.うつ病治療におけるエスシタロプラムのエビデンス—系統的レビューの概観を中心に— 
 2.うつ病ガイドラインとエスシタロプラムの評価 
 3.わが国のうつ病治療におけるエスシタロプラムの実際と評価
 4.難治性うつ病の病態と要因 
 5.非定型うつ病の考え方と治療とSSRIの位置づけ 
 6.軽症うつ病の病態とSSRIの臨床応用 
 7.身体的症状を有するうつ病へのSSRIの効果 
 8.うつ病と認知症との関連から探る病態の捉え方とその治療
 9.脳卒中後うつ病に対する抗うつ薬による治療意義 

PART 4 不安症ならびに併存したうつ病へのアプローチ
 1.うつ病に併存する不安症へのエスシタロプラムの臨床応用 
 2. 社交不安症とエスシタロプラム 
 3.パニック症に併存するうつ病とエスシタロプラム 
 4.双極性障害における不安症への対応—薬物療法に焦点をあてて—
 5.心的外傷後ストレス障害と併存するうつ病とエスシタロプラム
 6.強迫症と併存するうつ病とエスシタロプラム 

PART 5 エスシタロプラムによる治療の実際をみる
 1.自殺念慮・企図が伺えるうつ病患者へのエスシタロプラムの実際と注意点
 2.児童・思春期のうつ病治療の問題点とエスシタロプラムの適応 
 3.高齢者うつ病患者に対するエスシタロプラムの使い方 
 4.女性のうつ病・うつ状態患者へのエスシタロプラムの効果 
 5.プライマリケアにおけるエスシタロプラムの使い方 
 6.勤労者うつ病の現状と抗うつ薬治療—エスシタロプラムの特性を生かして—
 7.他剤からエスシタロプラムへの切り替えのポイントと注意点
 8.社会復帰に向けたうつ病治療とエスシタロプラムの位置づけ

PART 6 エスシタロプラムの安全性からみた臨床応用
 1.エスシタロプラムの安全性と副作用およびその対策
 2.エスシタロプラムの薬物相互作用—シンプル処方のために— 

PART 7 うつ病治療の今後とエスシタロプラムの役割
 1.エスシタロプラムのアロステリック薬としての期待 
 2.エスシタロプラムのバイオマーカーに対する役割—おもに脳由来神経栄養因子からの検討—
 3.サイコオンコロジーにおけるエスシタロプラムの役割

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